ASOBO

私の行きたい所に旅するブログ


松代象山地下壕をぼっち歩き

アンダーグラウンドと聞くと小躍りしてしまうあなた!

そんなあなたにオススメ!松代象山地下壕をひとり歩きしてきたのでご紹介します♪

遊びに行った日:2022年4月1日

 

松代象山地下壕ってこんな感じ

松代象山地下壕を歩く様子はこちら(/・ω・)/

13:41あたりから地下壕です。

 

松代象山地下壕に入る

松代象山地下壕受付

道路に面した建物が受付です。

入壕する前に、まずは受付に向かいます。

 

どこから何人で来たか、受付の方へ伝えましょう。

また、入壕の際にかぶるヘルメットについて説明があるのでお聞きください。

 

松代象山地下壕へ入壕!

松代象山地下壕 入口

受付を済ませ、ヘルメットもばっちり被ったら、いざ入壕です。

アルコール消毒もお忘れなく♪

 

松代象山地下壕の入り口

入口付近は天井が低くなっているので、

頭をかがめながら入ります。

 

松代象山地下壕 内部

入ってすぐは照明が煌々としています。

 

極力、当時の状態をそのままにしてくださっているそうで、

素掘りの状態を見る事ができます。

 

松代象山地下壕の内部

松代象山地下壕内部

中を進んでいくと、静かで薄暗い空間が広がります。

 

戦後78年経っているので、風化も進んでいるそうです。

所々支柱があるのは、安全の為ですね。

 

安全対策もばっちり取られていますが、

建設されてから時間が経過しています。

 

もろく崩れやすくなっている箇所もあるそうなので、

地下壕内ではご静粛に。

 

松代象山地下壕の折り返し地点

松代象山地下壕折り返し地点マップ

松代象山地下壕は、ご覧の通り碁盤の目状に通路が張り巡らされています。

入口から歩いてきて、進行方向直進の縦抗は外まで貫通しています。

貫通と言っても、大きな穴が開いている訳ではなく、

外の景色がのぞいて見える感じです。

 

縦と横の通路が交わる部分は、

侵入できないようフェンスで覆われています。

 

松代象山地下壕 終点

松代象山地下壕ゴール

公開されている519mの、一番奥まで来ました。

右も左も、振り返っても地下壕ですw

 

朝いちばんに向かったお陰で、

貸し切り状態で見学できたのが良かった\( 'ω')/

 

地下壕内、地下水が染み出している部分もなく、

無音の中歩くという面白い体験をしてきました。

 

私と同じく、無音の地下壕を歩く、という体験をしたい方は

早朝トライしてみてくださいw

 

松代象山地下壕の、見学できる範囲は?

519mが公開されており、全長は5,854mあります。

519mと言うと、さほど長くない距離ですよね。

暗く静かな空間を一人で歩いていると、不思議と長く感じました。

 

松代象山地下壕の、入場料金は?

これがなんと無料なんですよ。

受付に人もいるし、トイレも完備されています。

地下壕内部もしっかり照明が行き届いていますし、

何かあった際の緊急電話もつながるようになっています。

 

これだけの設備・運営をしてくれて無料なので

申し訳なくなるぐらいでした。

 

松代象山地下壕へのアクセス

松代象山地下壕へ、電車で向かう場合

最寄り駅:JR篠ノ井線篠ノ井駅

最寄りのバス停:松代八十二銀行

バスは、JR長野駅善光寺口(のりば3)から

「松代高校行き」に乗って約30分乗車します。

 

松代八十二銀行前を下車し、

約20分歩くと松代象山地下壕に到着です。

 

松代象山地下壕へは、レンタサイクルがおすすめ!

今回私は、篠ノ井駅でレンタサイクルを借りて向かいました。

松代は、ご存知の方が多いかと思いますが真田家ゆかりの地です。

松代城跡や、真田宝物館、真田邸など見どころがたくさんあります。

他にもいろいろ見たい、という方はレンタサイクルだと小回りが利いて楽しめると思います♪

セブンイレブン篠ノ井高田店で受付してくれます♪

https://mnjc.jp/2063

 

車で向かう場合

長野ICから約2.5Km、5分で到着する距離です。

松代象山地下壕から徒歩7分のところに、

山東駐車場(無料)があります。

 

松代象山地下壕前の道は狭く、

駐車スペースも係の方の車をとめるぐらいしかないので

無料駐車場を利用される事をおすすめします。

 

松代象山地下壕とは?

松代象山地下壕とは、第二次世界大戦末期に極秘で作られた地下壕です。

本土決戦を見据え、政府各省庁・大本営などの機能を

長野県松代の地へ移転させる計画だったそうです。

 

ここ、松代象山地下壕へはNHKと政府各省庁が移転される予定でした。

ご承知の通り、本土決戦とはならなかったので実際には使われず。

戦後しばらくは放置されていましたが、

この存在を多くの方に知っていただくため、

平成元年より一部が公開されているそうです。

 

松代象山地下壕は、いつ造られた?

松代象山地下壕は、1944年11月11日11時11分象山発破で

工事が始まりました。

 

なぜポッキーの日に?と思いましたよね?w

これは、漢字で十一と縦に書くと、「士」と見える事が理由なのだそうです。

 

本土決戦に至っても、「士」のように強くたくましく、

勝利するのだぞ、という心意気なのでしょうか。

願掛けに近いものなのかもしれません。

 

1945年8月15日の終戦の日までのおおよそ9カ月間行われ、

全行程の8割まで完成していたそうです。

 

松代象山地下壕は、どうやって造られた?

削岩機を使って掘った穴にダイナマイトを仕込んで発破し、

掘り進めていったそうです。

 

堅い岩盤地帯であった事が移転先となった理由なので

ダイナマイトが活躍したんですね。

 

NPO法人松代大本営平和祈念館さんのHPによると、

地下壕内の未公開エリアには岩に突き刺さって抜けなくなったままの削岩機が

4本程あるそうです。

http://matushiro.la.coocan.jp/kinenkan/newpage2.html

 

終戦と共に突然工事が停止されてそのまま、という経緯なんでしょうか?

 

当時の資料がほぼない状態らしいので推測するのみです。

 

松代象山地下壕の建設規模とは?

工事費用は、当時の金額で1億とも2億とも言われる費用が

投じられていたそうです。

現在の価値に計算しなおすと、約2,400億円にもなります。

 

のべ300万人もの労働力が投じられ、

昼夜を問わず工事が進んだそうです。

 

アンダーグラウンド狂のあなたに、こちらもオススメ(*´▽`*)

 

松代象山地下壕まとめ

戦争を体験している世代がどんどんいなくなる中、

松代象山地下壕は当時の空間をそのまま感じられる貴重な歴史遺産です。

 

今だからこそ、

多くの方に訪れていただき、実際に自分の目で見て頂きたいです。

そして、考えてほしい。

 

少しでもご興味持たれた方は遊びにいってみてください♪

それでは、また~!